先に書籍から引用。感想は記事下。 引用文 アテナイの有名な政治家のペリクレス、ペルシャ戦争の英雄テミストクレスなどは、プラトンによれば、どうにもならない迎合屋になります。アテナイのもっとも誇りとする政治家たちを、プラトンはそれこそぼろくそに批判するわけです。彼らは人々に一時的な快楽を与えることや、欲望を一時的に満足させることにこれ努めて、本当の政治とは何をなすべきかをまったく知らなかったというのが、プラトンの見方です。なぜかというと、彼らは哲学をしなかったからである。単純化していえば、ソクラテス流の哲学をしなかったという点をプラトンは指摘します。 それでは、本当…
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『マルクス主義の正体 人類を破滅させる妄想体系』ミーゼス 伝説的講義と、秀逸な解説
世界が今どうしてこれほど混乱し分断が進んでいるのか。何故テレビは堂々と嘘をつくのか。 日本では見当違いな陰謀論が流布されており、存在しない敵、あるいは正反対の味方を憎悪するよう誘…
村上春樹の小説と、村上春樹論
中学の頃から「この人の薦めてくれる本にハズレはない」と思い、尊敬している読書好きの友人が 「私、村上春樹だけは何が良いのか理解出来ないんだけど。ぜんぜん意味分かんない」 と言って…
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『権利のための闘争』 冒頭メモ
権利=法(レヒト)の目標は平和であり、そのための手段は闘争である 。権利=法が不法による侵害を予想してこれに対抗しなければならない限り――世界が滅びるまでその必要はなくならな…
『よみがえる古代思想』佐々木毅著(講談社)より、プラトンの目指した政治術とは
先に書籍から引用。感想は記事下。 引用文 アテナイの有名な政治家のペリクレス、ペルシャ戦争の英雄テミストクレスなどは、プラトンによれば、どうにもならない迎合屋になります。…