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本の虫とは何なのか、本を開いた時に横切るアイツとは別?

人間の世界が嫌に思えるとき、「来世は本の虫に生まれ変わりたい」などと願うことがある。

幼い頃、祖母に「そんなに本ばかり読んでいると、来世は本の虫になっちゃうよ!」などとよく叱られたものだが、願うところだと思ったりした。
出来ることならばもう、本に住み着き、永久に本の中で生きたい。

しかし考えてみれば奴ら本の虫は文字を読むことが出来ないので、本の虫に生まれ変わったら読書を堪能できないのだな。
それに今から100年後にはもうほとんど電子書籍に変わり、紙の本というものが希少となり住処が少なくなるかもしれない。そうなると住処の争奪戦となり、人間社会のような殺伐とした一生になるかもしれない。
それは嫌なので、「本の虫に生まれ変わりたい」という願いは一応キャンセルしておく。


ちなみに“本の虫”とは。
正確には紙魚(シミ)と呼ばれる虫で、紙などを食べる。本に住み着き、ページを食い破り穴だらけにする害虫。
見た目が魚に似た銀色の虫だから、“紙魚”なのだそうだ。

我が家では発生したことがなく、私も実際に見かけたことはないのだが、ネットを眺めていると意外に現代でも大発生している家が多いらしい。
→Yahoo知恵袋 紙魚が大発生して困っています!系の質問

湿気た紙が好物らしいので、今の季節は特に注意されたし。
本は畳などに直接置かないほうがいいね。
私は、けっこう神経質なほうなのか本が埃を被るのが嫌いで、収拾がつかないからといって畳に積み上げたりはしない。積み上げるにしても、とりあえず100均で買った不織布の本入れに詰めて置いておく。おかげで今のところ紙魚さんとのご対面がないのだろうか。

そんなわけで紙魚さんとは会ったことがないため、私にとって“本の虫”とは、ダニのような小さな虫。
古本のページを開くと白い点がツーッと横切るように見える、あれである。

ずっと彼らを“本の虫”とだけ読んできたが、このほど某テレビ番組であの虫の名前を知った。
「チャタデムシ」と言うんだそうである。
アップで見ると白蟻のようでなかなかグロテスクなのだが、顔は意外に可愛いと思ってしまった(笑)。
→チャタデムシ 画像
※虫の画像なので苦手な人はクリックしないでください

それになにより長年「本の虫」と呼んできた相手なので、初めてアップでご対面して何故か嬉しかった。
こんにちは、本の虫さん! なんて思わず口走っていたね。

……ん?
なんかものすごく変なことを書いている気がするな(笑)

チャタデムシは現代でアレルギーの原因となっている虫だそうで、当たり前だが歓迎すべきものではなく、やはり湿気対策と掃除で撃退していかなければならないのだが。
何故かチャタデくんに親しみを抱き憎めない私は、やっぱりヘンだろうか。